⑮ トラブルシューティング

10月9日(金)に行われた、月例ラボのテーマは
「トラブルシューティング」
具体的に、毎日私たちが直面しているちょっとした問題を、どんな風に原則を適用させて解決していけばいいか、考えられたらいいな。と思ったからでした。
なぜ幸せでいることが大切なのか。
それは、最も理にかなった、この世で一番「正しい」ことだから。
なぜ、幸せを常に意識していくべきなのか。
それは、普段の生活の中で避けられないネガティブな感情はとても力が強いから。
もちろん、ネガティブな感情を否定するのではなく、ただ、のみこまれないようにちょっと離れてみるクセをつけるということ。
多分、この世を去るときに、このことをしっかり考えてきて、意識して生きてきてよかった、と思うと思うから。
そして、ラボ後に考えた「トラブルシューティング」
【この人が嫌い】
そう思うとき、何かその人がしたことで自分の自尊心が傷つけられた。ということが多いんじゃないか、と思います。
自分の自尊心。
でも実は、その自尊心を自分自身が疑っているから、人に刺激された時にそこに反応してしまう。
だから、逆に、どの部分に自分自身がブロックを持っているかを見せてくれた恩人という風に見てみると、状況の見え方も現実もまるで変っていきます。
自分のどこが刺激されてしまったのか?
相手も、相手なりに問題を抱えて、この地球で課題解決のために一生懸命がんばっているのかもしれない。
怒りを感じているときは、そんな風に見ることは難しいかもしれません。
でも、全て相手のせいにしてしまうと、本当に解決しなければいけない、自分の中の問題がかくれてしまいます。
例えば私が実際に経験したことは、職場の上司との関係でした。高圧的で、これしろあれしろ、細かいところまで指図するところが大嫌いでした。でも、内側にフォーカスできるようになってから、状況はガラリと変わりました。私は、サポートの役回りだし、どうせ外国人だし、そんな風に扱われても仕方がないのかも?とある意味、自分自身がその状況を容認するほどセルフイメージが低かったことに気づきました。
上司の態度は、ただ私がそんな扱いを容認できるほど自分を粗雑に扱っていた、ということに気づかせてくれるために起こっていたのだと。
イヤだ、という感情は、本来の自分の状態とずれてるよ!と教えてくれる感情です。
私は、ある日、「もうこの仕事したくありません」とはっきり上司に告げました。「言われたことをただこなすだけの仕事はもうしたくありません」
そして、本当は、こういう風に働きたいんだ、こういう職場にしていきたいんだ、ということを堰がきれたように話していたのです。
あれだけ大嫌いだった上司は、実は職場の経営のストレスを一人で抱え、なんとかコントロールするためにただ一人で頑張っていただけだったことに気づきました。それからマネージメントを任されるようになり、私が求めていた自由な働き方も手に入れながら、私たちは、本当に信頼できる対等な関係になった経緯がありました。
自分の本当の感情を聞いてあげること、それを認めてあげること。
そのままの自分を大切に扱ってあげること、愛してあげること。
そうすると、不思議に、あんなに嫌いだと思っていた相手も同じように愛しく思えるようになることもあるんだな、と。
この地球で、一緒に学んでる仲間じゃないの、と。
もしそこまで思えなかったとしても、少なくとも、私のご機嫌な気分を損ねるほどの存在にまで、相手を自分の内側まで入りこませない。
まずは、自分の声をよく聞いてあげよう。